2019年西日本体力別及び交流戦道場生紹介コーナー/須崎 登雅

2019年01月29日

これぞまさしく大道無門

この半年ほど、(羽島指導員のおかげもあって)色々な武道団体の方々とお話させていただく機会が増えています。
特に印象的だったのが、2018年7月に開催された、手合わせ稽古会。
UFCファイターでもある菊野克則選手が主となって運営されている、様々な競技、流派の垣根を越えて行われた組み手イベントです。
キックボクシングやMMA、フルコンタクト空手は勿論、少林寺拳法や合気道、中国拳法など、普段の稽古では乱取りやスパーリングがない流儀の方々まで、オープンフィンガーグローブやレガースをつけて組み手をされていました。
決して優劣を競ったりするのではなく、お互いが自分達が普段稽古している事がどれだけ通用するかを掛けて試す、非常に尊い稽古会でした。
武道がスポーツの違いの1つは、競技を主とするか、否かです。
例えば、ボクサーは別に蹴りの対策をする必要はないですし、キックボクサーが寝技対策をする必要はありませんが、例えば武道としての空手には投げも寝技も対策が必要となります。
そういう意味では、日頃武道を学ぶ人々としては、この試みは非常に重みがあるのではないでしょうか。
普段組み手をやられない流儀の方々は「それじゃあ、実際に自由に技を掛けられたらどうなるのか」を確認し、
我々みたいな組み手がある流儀の者も「他競技とやりあったらどうなるのか」が確認できます。


「空道家だから空道ルールで空道家とやって勝てれば良い」のでない所が武道の面白いところであり、難しいところでもあります。

こういった機会にはどんどんチャレンジして、造詣を深めたい次第ですし、都合が合えば道場生も是非参加していただきたいと思います。


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djkansai at 12:14│Comments(0)

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